#1 存在は知っているけれど、 何かは分からない…

 小牧駅前、小牧ガスビル南東に石垣で囲われ、木々に覆われた場所があります。石段を7、8段上ると立派な石碑が建っています。
 この碑は「江崎善左衛門頌徳碑」。皆さん知っていましたか?江崎善左衛門という人は、入鹿六人衆の1人で、入鹿池を築造したり、木津用水を造りあげたりして新田開発に多大な貢献をした人だそうです。この碑は、昭和33年、子孫にあたる江崎庸三が、後世のためにとこの碑を建てました。石碑の題字は、尾張徳川家19代当主・徳川義親が書いたそうですが、現在はほとんど読めません。
 ちなみに頌徳碑とは「しょうとくひ」と読み、偉業を成し遂げるなど徳のある人をたたえる碑のことを言います。

参考資料:小牧叢書13 小牧の石碑

 この碑の横にある松の木は「駒つなぎの松」と言われ、小牧・長久手の合戦のとき、徳川家康の家臣が馬をつないだと言われています。