今回は、皆さんから「なんて読むの?」という声の多かった店を特集してみました。素敵なお店ばかりですので、一度、来店してみてはいかがでしょうか。
Remonsieur(リムッシュ・フランス語)
「小牧駅南」交差点を西に50m、税務署の北にあるメンズビューティーサロン。
1979(昭和54)年「ムッシュ中川」としてオープン。1985(昭和60)年に店名を「ビューティーボーイ中川」に変更して以来、この店名で地域の皆さんに愛されてきました。
2021年、息子の正貴さんが店を継ぐことになり、店舗を完全リニューアルし、店名も「Remonsieur」に。
正貴さんは「とにかく店名は変えたかったが、全然、思いつかず悩んでいました。ある夜、真っ暗な部屋の布団の中で、閃いたんです。「創業当初の『ムッシュ中川』の時代からウチの店をご愛顧いただいているお客様もいる。そんな皆さんにも続けて来ていただける店にしたかったので、『Re・リ(もう1回)』+『monsieur・ムッシュ』がいいんじゃないか!」と。その言葉を聞いた先代・父は「本当にうれしかった」と話します。
「ムッシュ」のフランス語表記は、とてもお洒落で、洗練されたイメージだったが、読むには難しかったと笑いますが、リニューアルした店内は、文字通りになりました。
ダークブラウンで統一された店内は、落ち着いた雰囲気。ゆったりとしたチェアー、丁度良い高さの間仕切りが優雅なライベート感を演出していて心地よさも満点。上向き用の可動式シャンプー台がシートごとに設置されているので、移動することなく全ての施術ができます。
ゆっくり寛げる非日常的な空間で、メンズに特化したプロの技で『大人の男前』を体験してみませんか。
電話番号:72-8860
営業時間:9:30~18:00 土日は9:00~
定休日:火曜日、第2・3月曜日 ※お盆休み
駐車場:店より西に30mに4台あり
帝治青鎮樓
(ていちせいちんろう)
三菱UFJ銀行のコインパーキングの南隣のビルの1階にある古美術店。
美大、芸大大学院を経て、芸術学修士でもあるオーナー。古美術の収集や研究を始めたきっかけは『染付』に興味を持ったことから。瀬戸や伊万里はもちろん、中国の元、明、清の時代の美術にも深い造詣を持っています。オーナーの中川さんが名付けた店の名「帝治青鎮樓」には、一文字、一文字に深い意味があります。「帝」は、みかど。「治」は、おさめる。「青」は、青華(せいか)。青華は、中国の元の時代から明・清時代に盛んにつくられた磁器(白磁に青色の模様を描き、透明釉をかけて焼き上げられた)のことを指し、その中の一文字「青」を。そして、「鎮」は、中国で青華を焼いた景徳鎮の一文字をとりました。「楼」は、中国語で、昔の皇帝が高貴な客が来た時に会う場所・建物をいうそうです。
このように、古美術に縁のある、文化的に意味のある言葉を選んで名付けた名前は、中国で、素晴らしい名前だと評判になったほどだとか。古美術を取り扱うだけでなく、小牧山にある創垂館で、茶文化を伝承する茶事を行い、毎年多くの人に『伝統文化の素晴らしさ、継承していく重要性』を発信しています。また、文化、歴史などを語り合うサロンを開き、語らいの場や交流の場を提供しています。そして、文化を通じて中心市街地の活性化や小牧駅から小牧山を結ぶシンボルロードの実現にも取り組んでいます。
興味のある人は、ぜひ一度、店を訪れ、オーナーさんと談議してみてはいかがでしょうか。
電話:090-3250-3331
営業時間:11:00~17:00
定休日:原則、水曜日、木曜日
※臨時休業あり。ご来店の際は電話にて確認をお願いします。
駐車場:店舗南に共同駐車場4台
十一心(といしん)
小牧駅の東側、駅から3分の立地にある居酒屋。店主の志水さんは、料理人になること、自分の店を持つことを夢に10年間、飲食店で修業をし、2023年6月に「十一心」をオープンしました。「十一心」を繋げると店主の苗字の一文字「志」に。また、たくさんの心が集まる温かい店、居心地の良い店にしたいという店主の思いが詰まったものです。
お客様目線のサービス、接客を何よりも大切にした店づくりと、旬を感じさせる新鮮な食材へのこだわり、丁寧に仕込んだ自慢の料理など、何にも手を抜かない姿勢がリピーターを増やしています。
おすすめの料理は「染み煮」。大根。たまご、ちくわ、厚揚げなどじっくりと手間ひま掛けて煮込んだ料理は、季節を問わず人気の定番メニューです。また、自家製のポテトサラダは、ジャガイモの旨さを活かしつつ、スパイシーでお酒にぴったりの味わい。鶏の角煮やスペアリブなど手の込んだ料理も十一心ならでは。また、ウイスキーの種類が豊富なことも魅力です。
靴を脱いで掘りごたつ風のカウンター、ゆったりとしたテーブル、グループで座れる座敷と、一人でも家族でも大人数でもさまざまなシーンで楽しめる多彩な空間づくり。どの席に座っても。居心地が良く、ゆっくりくつろげる店なので、「今日の気分」でいろいろな席を楽しみ、自分のとっておきの場所を見つけてみたい。一人で来店してもスタッフとの会話を楽しんだり、一人客同士で話が盛り上がったりと、店内にはアットホームな雰囲気やもてなしがいっぱい。
外の看板の字は、書道を得意とする店主の祖母が書いたもので、店主の温かみが伝わるエピソードだ。
電話:65-8688
営業時間:18:00~24:00
定休日:日曜日
駐車場:店舗前「10」「11」の2台