まなび創造館の5階にコンサートや講演会などが開かれるホール・あさひホールがあることはよく知られていることです。が、どうして「あさひホール」という名前が付けられたのかを知っている人は少ないかも。
尾張の名家・江崎家の九世・江崎健三氏が昭和12年、宅地跡地に公会堂を建設し、「小牧町公会堂朝日会館」と名付け、小牧町に寄付。小牧町はその篤志にむくいるために頌徳碑(写真左)を建設しました。公会堂は、小牧駅東土地区画整理事業により取り壊すことになりましたが、江崎氏の思いを無駄にすることなく、現在のラピオ5階、まなび創造館に造るホールの名称を「あさひホール」として残すと共に江崎家の紋章をホールの入口に設置しました。また、寄付した当時に建てられた頌徳碑と共に記念碑を造りました。現在、小牧一丁目さくら大栄ビル北東角にひっそりと佇んでいます。
参考資料:片葉の芦~江家家史~
- ・頌徳碑の左側に建てられた記念碑
- ・あさひホールの入口に紋章・片葉の芦が彫られた銅版